山手線を利用される方でこんなカラフルな電車を見たことがありますか?
この電車は「SDGsラッピングトレイン」というJR東日本が2019年10月18日~2020年1月末(予定)に山手線で運行する電車です。
この記事では「SDGsラッピングトレイン」の詳細、なぜ運行されているのか、SDGsってなに?という点について解説していきます。
遭遇率はわずか1.9%!?「SDGsラッピングトレイン」とは
Twitterより
そもそもSDGsってなに?という方も多いと思います。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、環境や社会、貧困などにおける2030年までに達成すべき17の国際目標のことです。
SDGsについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
そしてSDGsラッピングトレインはそのSDGs理解促進とJR東日本グループの取り組み紹介のため、2019年10月18日~2020年1月末(予定)の間山手線で運行される電車です!
この電車はE235系1編成で運行されます。
※E235系・・・車両消費電力の抑制やLED照明の採用等環境性能を向上させた車両
今現在山手線は全部で52編成で運行していますので、1÷52=約1.9%の遭遇率になります!
見れた方はかなりラッキーですね。
カラフルでついつい見ちゃう!SDGsラッピングトレインのデザイン
SDGsの達成に向けたJR東日本グループの新たな取組みについてより
外形はSDGsの17のゴールのアイコンを表示しています。
それぞれバラバラに表示されていますが、17すべてのアイコンを個別に見てみるとこんな感じです。
国際連合広報センターより
車内では各ゴールの解説やJR東日本グループのSDGs達成に向けた取り組みをポスターや画面などでしょうかいしています。
なお、カラフルで可愛いと評判の座席は一部しか設置していないみたいなので、探してみましょう!
SDGsの達成に向けたJR東日本グループの新たな取組みについてより
また前面行先表示器は一定速度になると表示されます!
なんとE235系の前面行先表示器に季節の花以外を表示するのは初めてです!
JR東日本のSDGsに対する本気度が表れていますね。

SDGsラッピングトレインを見たい!そんな方は「JR東日本アプリ」
SDGsトレイン見たいけど、遭遇率1.9%なんでしょ?
そう思った方、大丈夫です。
JR東日本では運行状況を確認できるアプリがあり、そこでSDGsラッピングトレインの現在地を見ることができます!
手順はすごく簡単です。
【手順】
①まずはJR東日本アプリをダウンロード
②「よく見る路線」に山手線を登録

アプリを開いたら下のボタンから「列車走行位置」を選択したのち、山手線を登録しましょう。
登録ができたら右の図のようになります。
③SDGsラッピングトレインの位置を確認

山手線をタップすると電車のイラストとともに現在の走行位置を確認することができます。
そのなかになんと!一つだけイラストが違う電車があります。
このカラフルなマークはSDGsのロゴですので、あとはタイミングを図ってホームで待ち構えてください!
もし見つからないときは右上の内回り/外回りを切り替えてみてください。
④乗ったらSNSで拡散しましょう!
Twitterより
カラフルで可愛いSDGsトレインになったらインスタグラムやTwitterで周りの方に発信してみましょう!
SDGsについて知ることができるよいきっかけになります!
JR東日本グループのSDGsへの取り組み

JR東日本グループでは、ESG経営を実践し、事業を通じて社会的な課題を解決しSDGs達成に向けて取り組むことを掲げています。
この記事で紹介したSDGsラッピングトレインの他に「プラスチック削減」と「紙の削減」に注力して取り組んでいます。
対象のグループ会社はアトレやルミネなどを含んだ25社で実施しています。
具体的内容は以下の通りです。
【プラスチック削減】
・プラスチックレジ袋をバイオマス素材に変更
・プラスチックストローを紙や生分解性素材などを使用したストローに変更
【紙の削減】
・使用する名刺、ポスター、POPなどを紙素材からLIMEX(ライメックス)という石灰石を原料とした新素材に切り替え(石でできた名刺)
・回収するポスター、POPをアップサイクル
「SDGs」を知ったあなたはどうしますか?

SDGsはJRのような大企業だけに向けて採択されたものではありません。
SDGsのキーワードのひとつに「誰一人取り残さない」という言葉がありますが、その達成には一部の人や企業だけが取り組んでいても難しいのです。
個人には個人にできることがあります。
例えばコンビニがビニール袋の生産を減らす取り組みをするのであれば、個人はビニール袋をもらわないようにすることは同じ結果に繋がります。
あなたにできるSDGs達成への取り組みを始めてみましょう!