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資産=アセット(asset)とは?投資・資産運用の基本を説明!

資産運用の第一歩は、「資産運用とは何か」を考えることです。

しかし、よく考えると「資産=アセット(asset)」についてもよくわからない人が多いのではないでしょうか。今回は、これを知らずに資産運用を語れない、資産について説明します。

資産(アセット)とは?

いきなりですが、質問です。

あなたは、どれくらいお金をもっていますか??

この答えが、「あなたの資産」のイメージです。

そして、世の中のお金は、あなたが持っているお金(あなたの資産)か、あなた以外が持っているお金しかありません。また、それを移動するのが、収入と支出です。

当たり前のことですが、まずは図で確認しましょう。

「資産」という言葉のイメージは、「持っているお金」なんだなと思ってもらえば問題ありません。

それよりも重要なのは、資産がどういう特徴をもっているのか?ということです。

もっと踏み込んだ議論、定義は、特に会計学という分野で進んでいます。詳細を知りたい人は、ぜひ調べてみてください

資産の特徴

資産を数えるには、「いつの?」が重要

先ほどの質問

あなたはどれくらい資産をもっていますか??

この質問を見るとき、知らず知らずのうちに「今の」がついていなかったでしょうか。

それが正解です。

資産を数えるには、「いつの」が必要になります。

「今の」や、「2020年末の」のように、ある時点を指定する必要があります。

これと対比されるのが、収入などです。

収入がいくらか?に答えるときは、「いつからいつの」が必要になります。

たとえば、「1年前から今の」「25歳の誕生日から30歳の誕生日の」のように、期間を指定する必要があります。

資産収入
答え方いつのいつからいつの
時間ある時点ある期間
今の資産1年前から今の収入
資産のように、ある時点での量を「ストック」。収入のように、ある期間の量を「フロー」と呼びます。
たとえば、ダムに溜まっている水の量がストックで、1日に降る雨の量がフローです。

資産の種類はたくさんある

実は、資産に含めることができるものはたくさんあります。

よく聞くものだけでも

  • 財布のなかの日本円
  • アメリカドル

などがあります。

資産の定義はたくさんある

資産の種類がたくさんることはお話ししました。

そして、人によっては、「今持っているハンバーガー」や「経験」や「友達」も自分の資産だ!という人がいるかもしれません。

逆に、「アメリカドル」は資産とは言わない!という人もいるかもしれません。

このように、人によって、場合によって、資産に何を含めるのか?何を資産とするのか?は変わる可能性があります。

大事なのは、「自分が考えている資産は、この範囲だ!」「この人はこの範囲で考えているのか」と、資産がたくさんの定義を持つことを理解し、意識しておくことです。

資産運用の中級者以上のかたは、資産に含める内容を広げたり狭めたりしてみましょう!資産運用の幅をかえることができるので、よりよい資産運用ができるようになるかもしれません。

資産の尺度(数え方)はたくさんある

私達は、ふだんどうやってものの量を数えているでしょうか。

わたしの身長は・・・、〇〇メートル!
このパンを食べたら・・・、〇〇カロリー!

というように、たとえば、長さであればメートル(m)、エネルギーであればカロリー(cal)という尺度をつかって量を数えます。また、同じエネルギーでも、カロリーの他にジュール(J)、キロカロリー(k cal)などを使うこともできます。

同じように、「どれくらいの資産を持っているのか?」を数えるときには、資産の尺度が必要です。

たとえば、ある3人について考えてみましょう。

Aさん・・・日本円を持っている人
Bさん・・・米ドルを持っている人
Cさん・・・トヨタの株を持っている人

この3人に、先ほどと同じ質問をしてみます。

あなたはどれくらい資産をもっていますか??
(Aさん)私は〇〇持っています!
(Bさん)私は〇〇ドル持っています!
(Cさん)私はトヨタ株〇〇持っています!

これらは、どれも正しい答え方です。

実は、「円」も「ドル」も「トヨタ株」も、それぞれがそれぞれの資産の尺度になっています。

このように、資産の数え方はたくさんあることを覚えておくことが大切です。

では、つぎに、もう1人のDさんを考えてみます。

Dさん・・・日本円1万円と、米ドル100ドルと、トヨタの株1株を持っている人

Dさんは、いろいろな種類の資産を持っているようです。このDさんに、同じ質問をしてみましょう。

あなたはどれくらい資産をもっていますか??
(Dさん)私は、1万円と、100ドルと、トヨタ株1株を持っています!

もちろんこれも正しい答え方ですが、資産は1つの尺度で答えることもできます。

たとえば、100ドルは1万円と交換ができて、トヨタ株1株も1万円と交換ができたとしましょう。

トヨタ株1株と1万円が交換できるということは、トヨタ株1株と1万円が同じ価値ということです。

このとき、Dさんには答え方がたくさんあります。

あなたはどれくらい資産をもっていますか??
(Dさん)私は、1万円と、100ドルと、トヨタ株1株を持っています。
(Dさん)私は、3万円(分の資産を)持っています。
(Dさん)私は、トヨタ株3株(分の資産を)もっています。

違う種類の資産でも、なにかの資産の数えかたに合わせれば、とてもわかりやすくなります。

日本の場合は、「円」で表すことが多いです。
もしかすると将来は、暗号資産「ビットコイン」で総資産を表すみたいなことになるかもしれません。

資産の種類ごとの関係は時間で変わる

資産の1番の特徴は、この交換のレートが変動するということです。

さて、さきほど、トヨタ株1株は、1万円と交換できました。

しかし、この交換がいつでもできると思ったら大間違いです。

身長の尺度であったメートルとフィートの関係は常に一定ですが、資産の尺度である「円」と「トヨタ株」の関係は変わります。

もしかしたら5千円と1トヨタ株の交換かもしれないし、2万円と1トヨタ株の交換かもしれません。

さあ少しずつ資産運用のお話しに近づいてきました!

「円」で数えると、総資産は時間で変わる

資産ごとの関係が変わると、いったいどんなことが起きるでしょうか。

先ほどのDさんにもう1度登場してもらいましょう。

あなたはどれくらい資産をもっていますか??
(Dさん)私は、1万円と、100ドルと、トヨタ株1株を持っています!
(Dさん)私は、3万円(分の資産を)持っています。
(Dさん)私は、トヨタ株3株(分の資産を)もっています。

2018年始にはこのように答えていたDさんは、そこから資産をなにもいじっていません。

しかし、1年後、どうやら同じように答えることができなくなったようです。

答えはもちろん、資産の関係がかわったからです。

2018年始 2019年始
・100ドル = 1万円
・1トヨタ株 = 1万円
・100ドル = 5千円
・1トヨタ株 = 2万円

さあ2019年始に、Dさんはどのように答えるでしょうか??

あなたはどれくらい資産をもっていますか??
(Dさん)私は、1万円と、100ドルと、トヨタ株1株を持っています!
(Dさん)私は、3.5万円(分の資産を)持っています。
(Dさん)私は、トヨタ株1.75株(分の資産を)もっています。

ポイントは、最初の答え方は一緒なのに、2個目と3個めの答えが変わっていることです!

しかも、円を基準にすれば資産は増えているように見えて、トヨタ株を基準にすれば資産は減っているように見えます。

図で確認してみましょう。

このように、「円」で数えたり、「トヨタ株」で数えたりすると、私たちの資産は時間とともに変化します。

しかも、どの数え方をするか?によって、増えたようにも減ったようにも、変わっていないようにも見えるのです。

よく「円」で見てしまうのが日本人です。しかし、「円」で増えていても、他の数え方では少なくなっていて、本当はそちらが重要かもしれません。
何を基準にすればよいか?を考えるのもこれからは重要です。

総資産の変化は、どの種類の資産をどの割合で持っているかですべて決まる

ついに、資産の特徴の最後です。

さきほど、「円」で見たとき資産は変動しました。

実はこの変動、どの種類の資産をどの割合で持っているかだけですべて決まります。

言い方を変えると、ある種類の資産を同じ割合で持っているひとの変動は、全く一緒です。

つまり、資産の変動に注目するには、「どの資産をどの割合で持っているか」だけを考えればいいことになります。

そしてこれこそが、資産運用にむけた入口です。

まとめ

以上お疲れ様でした。ここまでの話を振りかえりましょう。

  • あなたの資産は?と聞かれたら、「いま持っているお金」をイメージすればよい
  • 資産は、ある時点での量(ストック)
  • 資産にはいろいろな種類があり、人や場合によって、どれを資産とするかは自由
  • 資産の数え方もたくさんある
  • 違う種類の資産を交換するとき、そのレートは時間とともに変化する
  • 1つの数え方で総資産を見ると、減ったり増えたりする
  • 増減は、どの資産をどの割合で持っているかですべて決まる

ここまで見れば、資産について完璧です。

次は「資産運用」や「投資」について学んでみましょう。

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