神奈川県が「SDGs未来都市」・「自治体SDGsモデル事業」に選定されていることをご存知ですか?
「SDGs」とは国連が提唱した持続可能な開発目標のことで、「Sustainable Development Goals」の略です。
この記事では、今回神奈川県がSDGs達成に向けて鎌倉で実証を開始した「SDGsつながりポイント」に活用されるコミュニティ通貨サービス「まちコイン」について紹介します。
活動内容自体は市外のものもあるようなので、鎌倉の方以外も是非ご覧ください。
まちコインで見える「SDGsつながりポイント」

今回神奈川県は11月21日~12月18日の間、鎌倉市内を対象に実証をおこないます。
実施する実証の目的は、地域活性化と「SDGsの自分ごと化」です。
徐々に認知度はあがっている「SDGs」ですが、知っている人も実際の具体的行動には移せていない人が多いのではないでしょうか。
地域の社会課題の解決につながる行動にポイントを通じることで、その地域のお店や会社、さらにはそこに住む人々の参加を促します。
それでは「まちコイン」とはどのような仕組みなのか、見ていきましょう!
「まちコイン」とは?
noteより
まちコインとはズバリ、「地域のつながりづくりのためのコミュニティ通貨」です。
分散台帳技術を用いることで、QRコードでポイントをもらったり、つかったりすることができます。
あえてコミュニティ通貨と名付けているのは、そこに住んでいる人たちだけでなく、観光で訪れている人・仕事に来る人など、どんなひとでもそこにかかわる人みんなものでありたいという想いが込められています。
すなわち、地域でのさまざまなつながりができるような行動一つ一つに「まちコイン」が利用されることを想定しています。
内容は多岐にわたりますが、どれもそこでの出会いやつながりを重視しており、結果として経済の活性化を目指すといったようなイメージです。
【利用開始500通貨プレゼント中】実証用のテストアプリはこんな感じ
実証用アプリより
アプリをダウンロードし、基本情報を入力・登録すると利用開始記念として500クルッポ(鎌倉での通貨)がもらえました!
今回の鎌倉での実証では1円が1クルッポの計算で実施しているようです。
【App Storeでのダウンロード】
【Androidでのダウンロード】
※現在実証しながら開発中なので、実際にリリースされるものとは異なる可能性があります。
実証用アプリより
地域でのさまざまな活動を通して、つながりを作っていく過程でレベルも上がっていきます。ゲーム感覚で参加ができます。
またコミュニティ通貨(クルッポ)は使ったり、活動を通してもらったりすることで増減し、通帳に反映される仕組みです。
現在さまざまな企業やお店が参加し、約50ものもらう・つかうの企画が提供されています。
コミュニティ通貨を通した活動はどのようなもの!?
実証用アプリより
左がコミュニティ通貨を「使う」、右が「もらう」活動の一例です。
「使う」では鎌倉での勤務体験としてコワーキングスペースの利用や、地域のフードロス削減に向けてパン購入、由比ガ浜のビーチクリーンイベントなどがありました。
「もらう」ではまさにつながりということで、知らない人と知り合いになることでコミュニティ通貨がもらうえるという面白いものもありました。
またお店などに傘のシャアリングサービス「アイカサ」の設置をコミュニティ通貨を通じて呼びかけています。
どれも地域での活動を通して繋がりを持つことができるような「体験型」の企画や案件が多い印象でした。
転勤などで単身でいらした方や地域ともっとつながりたいという方にはもってこいですね!
地域のみんなの活動をチェックできる!その他機能もいろいろ
実証用アプリより
面白いのが地域のみんなの活動を公開しているところ。
「特集」→「みんなの活動」から見ることができます。
「この前少し話したあのひとがこんな活動をしている。私もいってみようかな….。」という気持ちになる仕組みです。
みんなで作り上げていくこの仕組みがさらに地域内での団結力向上にもつながりそうです。
またゲーム感覚で地域一番の「コミュニティ通貨お金持ち」を目指してみるのも楽しいかもしれません!
公開するのは恥ずかしい…..。という方は「通帳」→左上のマーク「メニュー」→「通帳」から公開を非公開に変更することもできますのでご安心を。
その他にも各スポットに月ごとにたくさんコミュニティ通貨をつかったひとの中から選ばれる「常連さん」や、エリアに3つしかない幻のコイン「ラッキーコイン」などさまざまな機能があり、地域みんなで楽しめるようなコンテンツになっています!
地域での活動を通して世界のSDGsに目を向けよう!

いかがでしたか?
地域のつながり醸成に「まちコイン」を活用することで、より楽しく、一体感のある活動になると感じます!
この取り組みは今後来春に小田原市や下市町村等での本格導入を予定しており、SDGs関連の活動やイベントにこの「SDGsつながりポイント」を活用していくようです。
SDGsは「誰一人として取り残さない」を一つのキーワードにしています。
特定の人だけではなく、世界中の人が参加することに大きな意義があります。
是非一緒に「行動」していきましょう!