タイムズやオリックスレンタカーの普及で急速に注目を集めている「カーシェアリングサービス」ですが、この記事をご覧の方の中にも実際に利用されている方が多いのではないでしょうか。
そんななか2019年9月18日にプラットフォーム手数料がなんと無料の新たなカーシェアサービス『ridenow』がリリースされました。
この記事では『ridenow』の仕組み、利用方法、料金目安などについて解説していきます。
お安く車を利用してみたい方や自宅のマイカーは結構使わない日もあるという方は是非ご覧ください。
個人間のカーシェアリングサービス『ridenow』とは?その仕組みも解説!

『ridenow』とは自分のマイカーをシェアしたいオーナーと車を利用したいドライバーを繋げるプラットフォームです。
ridenow所有のカーシェアも制度としてはありますが、現在はまだ個人間のみみたいです(カスタマーセンター)。
オーナーは使わない日をシェアに回すことで車の維持費をカバーすることができ、ドライバーはすぐ車を予約して、気軽に車に乗ることができます。
その使い方の手順を見ていきましょう!
【手順解説】『ridenow』の使い方
①利用登録
名前や電話番号、メールアドレス等の他に免許証の画像登録もおこないます。
②車の予約リクエスト
アプリ内のマップから車マークをタップすると車種や料金、予約可能日を見ることができます。
『ridenow』アプリよりLifeee作成
オーナーが今までどんな評価を受けてきたかをみることができます!
過去の口コミ等をみてトラブルの多そうな人だったら利用は一度考えた方が良いかもしれません…….。
『ridenow』アプリよりLifeee作成
使用上の注意点や何かあった場合の処置についても書いてありますので、トラブル回避のためにも漏れなく読んでおきましょう。
借りる側としては受け渡し場所も大事なのでしっかり確認しておきましょう!
『ridenow』アプリよりLifeee作成
基本今の車であればカーナビ等はついているかと思いますが、念のため設備の確認もお忘れなく。
意外と大事なのが対応可能時間!料金が24時間で区切られている場合、返却時間によってはオーナーの対応時間と合わず余計にかかってしまうケースもありますので注意です!
微妙な場合は事前にオーナーとやり取りしておきましょう。
『ridenow』アプリよりLifeee作成
現在車についている傷については是非確認しておきましょう。
上図では共同で確認となっているため、オーナーとドライバーでの共通の認識が大切です。
返却時に傷があった・なかったと水掛け論にならないようにしましょう。
また『キャンセル料』についても是非チェックしておきたいところです。
キャンセル料は『なし』と設定されていればキャンセル時になにもかかりませんが、『あり』設定されているとridenowでは利用開始の24時間前までは50%、開始後以降は100%のキャンセル料がかかってしまいます。
24時間以内まではかからないみたいなのでまだ良心的だと思いますが、当日予約などの際は注意が必要です!
『ridenow』アプリよりLifeee作成
説明文の下部「予約リクエストへ」を選ぶとメッセージ画面に飛びます。
何か気になる事項があった場合は事前にやり取りしておきましょう。
そして「予約リクエストを行う」を選ぶと、日時を入力する画面へ移るので日時を入力してリスエスト送信します。
オーナーが予約リクエストを承認したら予約完了です。
③受け渡し&車の状態確認
オーナーと合流したら免許証での本人確認と鍵の受け渡し、傷の確認をおこないます。
先日の通り、相手は業者ではなく個人ですので、後にトラブルにならないようにしっかりと傷の確認はしておきましょう。
④車の返却&オーナーのレビュー
車と鍵の返却をしたら、オーナーのレビューを忘れずに行いましょう。
信頼性担保に欠かせないものなのでしっかり書くことが正常な運営に繋がりますね!
⑤オーナーからのドライバーのレビュー
この評価が悪いと次回使うときに断られてしまったりすることもあるので、気持ちのよい取引を心がけましょう。
借りた時よりも綺麗にしてお返しするくらいの心構えだと、お互いに気持ちの良い取引ができるかと思います!
【具体例】トータルの料金説明

プラットフォーム手数料が無料なのはとても大きな魅力ですよね。
ただその他細々かかるんじゃないのか?そう不安になったためサポートセンターに確認しました。
「利用料金のほかには、加入義務としている保険料金がございます。」
「保険料金については車種等にかかわらず一律1,440円としています。それ以外には基本的にはかかりません。」
とのことでした。
気になるガソリン料金についてはオーナーそれぞれによって異なるそうです。
ガソリン補給不要・走行中のガソリン補給のみ・独自の距離計算等々。
よって、説明文をよく読んで、ガソリン不要の方を選べば安く借りることができそうです!
『ridenow』アプリよりLifeee作成
例えば上記の例ではMIRAIが3,980円とありますので、
3,980円(利用料) + 1,440円(保険) = 5,420円
これにあればガソリン代が加わるイメージです。
かなり安いですよね!普通にレンタカー借りるより良い気がします。
『ridenow』の保険はどこまで保証されるのか

『ridenow』ではドライバーに保険への加入義務がありますので、オーナーも安心です。
加入する保険の引受会社はあいおいニッセイ同和損保株式会社で「24時間単位型自動車運転者保険」という保険に加入します。
ざっくり内容を記載すると….
【相手への賠償にかんする補償】
●対人賠償責任保険(保険金額上限:無制限)
●対物賠償責任保険(保証金額上限:無制限または10億円)
●対物超過修理費用特約( 保証金額上限:50万円 )
【けがの補償】
●自損傷害保険(死亡保険金、後遺障害保険金、医療保険金)
●搭乗者傷害特約(死亡、後遺症障害、入通院/一時金)
【車の補償】
●車両復旧費用保険(保険金額:300万円、免責金額:15万円)
【その他】
●運搬・搬送費用特約(保険金額限度:30万円)
●事故・故障付随費用特約(臨時宿泊費用保険金、臨時帰宅・移動費用保険金、搬送費用保険金、引取費用保険金 )
●ロードアシスタンスサービス(レッカー現場急行サポート、パンクやバッテリーあがりなど)
一通りはそろっているので安心して乗車できるかと思います。
詳細は契約事項を確認ください!
『ridenow』の仕組みはどうなっているのか
「個人間の車の貸し借りって有償でやっていいの?」と思われた方。
その感覚、まさにその通りです。
本来道路運送法で自家用自動車を「有償で」また「業として(繰り返し)」貸すにはレンタカー事業の許可が必要という定めがあります。
ではなぜ『ridenow』は大丈夫なのか?
それはこの契約が共同使用契約という形態のうえに成り立っているからです。
さきほどの法律には例外があり、ドライバーとオーナーが共同の「使用者」である場合はOKというものです。いわば法律の抜け道ですね。
シェアリングエコノミーという言葉がだいぶ浸透し、国連からもSDGs(持続可能な開発目標)を提唱し、生産と消費を続けるのではなく将来のための行動をすることが叫ばれています。
政府もあえて見逃しているのかもしれませんね。
自宅で眠っているマイカーを有効活用しましょう!

手数料無料はドライバーだけでなく、オーナーについても無料です。
すなわち、売り上げがそのまま利益になります。
なにかとかかる車の維持費を『ridenow』でかなりカバーできるのではないでしょうか。
オーナーは車検証があれば簡単に登録することができます。
登録料もなく、先述の保険もついているため、安心して利用することができそうです。
また2019年11月21日に他社の個人間カーシェアサービスに車両登録しているユーザー限定で、車両登録代行サービスを開始しました。
「Anyca」および「dカーシェア」に登録している車両情報を負担なく登録できます。
CO2削減のためにも、まずは登録!

カーシェアリングサービスは必要な時だけ利用する流れを生み、二酸化炭素の排出量を削減する効果があると言われています。
確かに車を所有してしまうと、ちょっとした距離でも車で行ったりしてしまいますよね。
お財布にも環境にも優しい『ridenow』、ぜひ登録してみてはいかがでしょうか。